ROAD TO SEVENGIRLS

「セブンガールズ」という映画にはもう一つのバックストーリーがある。
この作品を映画化したい。一人でも多くの人に知って欲しい。
たったそれだけの思いからはじまったこのプロジェクトは様々な奇跡とともにあった。
映画化の着想から今に至るまで、2年半以上、毎日製作日記が更新され続けている。
舞台本番の日も、撮影本番の日も、深夜まで編集した日もだ。
公開まで続くこのBLOGは、恐らく、1000エントリーに達することになる。

支援して下さった多くの皆様と共に歩むために。
最初の企画から、クラウドファンディング、製作、撮影、編集、
プロモーションに至るまで、克明に記録されている。
これは、もう一つの「セブンガールズ」
この作品が生まれる全ての過程がここにある。

映画化へ

4度目の再演を終えて

「夢の始まり」そんなタイトルから製作日記は始まった。劇団代表作「セブンガールズ」の4度目の再演が終演して、数日後のエントリーだ。このままこの作品が埋もれてしまってはいけないという使命感のようなものすら感じていた。映画化と言う発想が生まれた瞬間、それが可能なのか、不可能なのかすら考えていなかったことが製作日記を読むとわかる。

いや、この時期はまだ製作日記ですらない。
これはまだ映画が「夢」である段階に書かれたものであり、映画を現実と捉えるまでの助走でしかなかった。

序章(22日間)

クラウドファンディング

大逆転の達成

映画製作をするのであれば予算が必要。その予算をクラウドファンディングに決めたその日から、準備が始まった。本当に予算が集まるのかもわからないまま、様々な人にアドヴァイスを頂いて、進んでいる。

決して順調に支援が集まったわけではなかった。
それどころか、直前まで達成するのかどうかもわからなかった。
仲間ですら半信半疑だった。

クラウド・ファンディングという新しい形が、映画化を現実にした。

クラウド・ファンディングの準備(20日間)
公開までのカウントダウン(19日間)
クラウドファンデクング公開中!(58日間)

映画製作

やれることは全部やる

実際に映画化が決定したものの、様々な問題点が浮上した。映画撮影に最低限必要な予算で挑もうと思っていたのが、実際の低予算映画とは、現代劇でセットも必要なく、キャストも限られているものの予算だったのだ。時代劇で、セットが必要で、群像劇となってくると、この予算では厳しいという意見が圧倒していた。

小劇場の世界では、当たり前に、自分たちでやれることはする。
それを続けてきたメンバーが考えたことは、やれることは全部やるという事だった。ロケ地探し、セットを建てるための部材探し、スケジュール組み。

そして何よりも撮影期間を限定できるように、稽古が始まった。
撮影現場ではいつ本番が来てもいいように準備をしたのだった。

撮影が始まるその日まで、スタッフさんは誰一人この撮影が上手くいくとは思っていなかった。こんなことが出来るはずがないと、誰もが口にした。
材料費をほぼ無料で建てたパンパン小屋を案内した時、スタッフさんの顔色が変わった。

撮影一か月前、急にそれまで予定していたロケ地が使えないという連絡が来たときはもう無理かもしれないと頭をよぎった。
やれることは全部やる。
撮影のその日を迎えるために走り回った日々がここに記録されている。

映画製作への道(235日間)

撮影

異例の撮影方法

通常のシナリオの4倍近い分量です。
そう言われた「セブンガールズ」の撮影が始まった。
148分の映画が、たった1週間の撮影だなんて誰が信じるだろう?

役者たちは、その場で次に撮影するシーンが変わることに戸惑う事すらなかった。事前にそうなる準備を重ねていたからだ。セットチェンジになれば、男の俳優たちが飛んできて、パンパン小屋を解体した。
空いている役者は、お茶を入れて、体が冷えた役者に手渡した。

何年も一緒にいる「劇団」という形のチームプレイがこの撮影を可能にしたのかもしれない。電動ドリルでパネルを外し、そのまま自分のシーンの撮影に入る俳優たち。自分のシーンが終わると同時に、自分で小道具を片付けていく俳優たち。そんな状況でも涙を流し、本気で演技をする俳優たち。

この撮影は奇跡そのものだった。

撮影準備(8日間)
リハーサル(2日間)
撮影(7日間)

編集

モバイル編集

撮影が終わると同時に編集に入った。デジタル時代は進歩し続けていて、ノートブックでも十分に編集が出来る時代になっていた。監督と一緒に、電源を確保できる場所を探しては、毎日のように編集作業に没頭した。

編集はまさに、監督の意図そのものだった。

通常の製作日記は、製作スタッフが書くか、プロデューサーが書くか、監督が書くかだ。だから、撮影準備から編集、公開まで書かれているものはない。
俳優の演じた芝居が、映像になって。
撮影された映像が、編集されて映画になっていく。
この製作日記は、ついに、企画立案から編集まで書かれることになった。

そして編集へ(15日間)
編集(176日間)

プロモーションの始まり

海外挑戦と公開準備

編集を終えて、そこから海外への挑戦が始まった。
それは今も続いていることだけれど。
海外へのプロモーションは、それまでの製作日記とは違って、自分では覗くことのできない世界だった。自分に出来ることは限られていた。

そして、公開に向けて、動き始めた。
情報解禁まではあまり多くを書くことは出来なかったけれど、それは着々と確実に進んでいた。

プロモーション(363日間)